「ものセラ」というブログサイト
10年間運営してきた「ものセラ」というサイトに区切りをつけたいという思いもあり、「ものセラ」で何をしたかったのかまとめてみたくなりました。
ものセラとは、私が探求してきた"ものがたり(ストーリー)"と"場(セラピー)"のあいだに生まれる、微細な感覚領域を指すための造語です。
物語だけでなく、その周囲に漂う気配や関係性、余白まで含めてひとつの現象として捉えようとする姿勢を表しています。

由来
もともとは 「ものがたりセラピー(monogatari-therapy)」 という名前で運営していました。
ただ、名前が長くてまどろっこしいと感じていたため、当時、私の次男に相談しました。
「ものセラでいいじゃん」と言われ、そのまま採用しました。
その後、活動や思索の中で意味が少しずつ広がり、"ものがたり"と"セラピー"の間の"あわい"を扱う造語・概念として育てていきました。
ものセラが扱う領域
ものセラは、以下のような領域を含みます。
・"もの"という単語から連想される物質と"セラピー"から連想される精神的な領域
・その周囲に漂う気配
・人と物のあいだに生まれる関係性
・触れたとき、興味を抱いたときに立ち上がる"あわい"の感覚
既存の言葉では捉えきれない、"ストーリーと癒やしの力が溶け合う中間領域" を扱うための造語です。
概念と位置づけ
「ものセラ」は、特定の技法やメソッドではありません。私が世界を受け取り、語り、探求するときの"感覚の器"のようなものです。
文章を書くとき、翻訳をするとき、あるいは誰かと対話するときにも、この"ものセラ的な視点"がベースです。その根底には、あらゆる存在への静かな慈愛があります。
関連リンク
・「あわい」トップページ
・「ものがたりセラピー」を始めた頃のこと
もともとブログを始めようと思ったきっかけは「占い感覚で引けるセラピーカードを作ったきっかけ」にも書きましたが、ネット上にある占いのカードを引けるサイトを自分で作ってみたいという思いつきだったような気がします。何の知識もありませんでしたから、それなりに苦労しました。ただ、その前に自作のフォントを作ったという経験があったので、ブログを書いてみようという気になったのだと思います。
・関連する思索・翻訳・エッセイ
おすすめの記事は「ものセラ」のトップページ「パラダイムシフト」にまとめてあります。
私にとっての「ものセラ」── 新たな認識の提案
「ものセラ」は、私が世界と関わるときに立ち上がる"あわい"の感覚を示すための言葉です。その由来も、意味の広がりも、ここにまとめておきます。
宇宙論は全ての科学の母だと言われることがあります。宇宙論の大前提は"重力論"です。何に引っ張られているのでしょうか? 物質という質量の大きさですか? なにか"もの"に引っ張られているという認識からは意識、精神の存在自体も、その感覚も説明もできません。そもそも生まれてきません。
宇宙論の根底に重力論が鎮座している限り、そしてこのことを意識していようがしていまいが、私たちは重力論が支配する科学を無意識に受け入れています。もっと言えば、ビッグバンやブラックホールの存在を疑うことなく当たり前だと思っている限り、ここからは、こころは生まれようがありません。
一番大切なのは精神性、人としての心、特定の宗教ではなく信仰心と言えるのかもしれませんが、意識、スピリチュアルな感覚だと思います。
尊敬するウォル・ソーンヒル氏がよく使っていた言葉、全ての存在は共鳴接続されているという事実が認識の根底にあれば、物質も精神もシームレスに理解できる素地が育つと思います。
"共鳴接続"、なるほどと思い始めてからは、悩むということもしなくなりました。悩みは時間の無駄だと思うようにもなりました。解決すればいいだけの話だと。たとえすぐに解決できないにしても時を待てば良いのだと。できなかったとしても保留にしておけば良いのだと。自然に気楽に構えることができるようになりました。
そう、意識も物質も光のスピードを遥かに超えて瞬間的に共鳴接続されています。理にかなっています。
これが「ものセラ」を運営してきた私の立ち位置です。



